教職員職員評価制度に対する
現場教員の意見一覧(07年12月実施) page3
○なぜ絶対評価から相対評価に変えるのか。意図がみえみえである。教員を信用していない表れだ。どの職場でも、教員は心を込めて教育をしている。優劣はつけられない。だから前年度は校長がほぼ全員Bにしたと言った。これが実情だ。Bではなく皆SやAをつけるのが当然とも思える職場だ。職場に混乱と競争をもたらすな。
○評価はあくまでも職場の改善に結びつけるものでなければいけない。それぞれが自己評価し検証し合うことが大切で割合を決める相対評価はありえない。
○イエスマンになることが優秀とされてはたまりません。資質向上とは生徒と接する豊かな人間性、学びを作れる人間性とか様々です。多様でこそ高校教育は成立しているのです。そのことをお忘れなく!
○何を基準に「総合評価」をするのでしょうか。学校運営を考えれば、良心的な管理職は悩みを深くするのではないでしょうか。意図的な「相対評価」は、給与に「差」を付けるためだけのものでしょう。「相対評価」の導入は、絶対にするべきではありません。
○競争原理は教育にはなじまないと思います。生徒も教師も「ゆとり」を感じるヒマもありません。この制度が実施されれば、学校の良さがなくなります。
○教員の仕事は一律に評価できるようなものではありません。色々な個性を持った教員が力を合わせることで、学校というものがつくられると思うので、このような評価制度には反対です。
○50人からなる職員を1人や2人の管理職が、公平・公正に評価できるはずがない。管理職がいる時といない時とで、会議での発言や行動・態度の異なる職員も既にいる。このような状態では、ますます管理職が公平な評価などできない。教育は一人の優秀な教員が行うのではなく、様々な個性や長所を持つ教員のチームワークで推進するものである。
○教員をカネで動かそうとすればするほど、教育は“理想”からどんどん遠ざかっていくのではないでしょうか。カネで動く教員が“教員としての資質”が高いとはとても思えません。
○一人の人間が育つのに、何人の人が関わるのか、学校もまた生徒一人一人が成長する場所であり、多くの教師、多くの友人が有機的に関わることにより、成り立つものです。それを相対評価で序列化することに何の意味があるのか。教育の場に相対評価を導入することには断固反対します。
○私たちの仕事はものを作ったり、売ったりする仕事ではないのです。成果主義など最もふさわしくない仕事です。相対的な「総合評価」で、結果として多くの教員の努力を否定し、誇りを傷つけ、また評価する管理職の心にも重い負担をかける「教職員評価制度」には、絶対反対です。
○教育の原点は「人と人との信頼」にあると考えます。「相対評価による総合評価」の導入が信頼感を高めるのに資するとは思えません。
○「相対的に評価されるがために、人がより積極的に、より心地良く、より他者と協力して、行動できる」などと考える人などおりません!しかも給料というお金と結びつけて。アサマしいけれどもよく言うことだけを聞く人をつくりたいのか!
○教員の価値は相対評価で計られるものでは決してない。個性を持ちながら、それぞれの能力を適材適所で発揮できる環境が大切である。教育現場にただ混乱を招き、自分さえ良ければという風潮を避けるためにも、この制度の導入を是非とも回避してほしい。教育を死滅させてよいのか!?
○児童・生徒の評価にも相対評価ではなく絶対評価を取り入れているこのご時勢に、相対評価など逆行していると思いませんか。評価する方もされる方もお互いにいやな思いしかしない相対評価には絶対反対です。みんなで一緒にやっていこうとするやる気に冷や水をあびせる制度です。
○教育の評価は短時間でできるものでなく、いったいだれが、どのように評価するのでしょうか。正当な評価は不可能です。その不当な評価をもとに給与に反映することは、教育に対する教師の姿勢を大きく変化させ、評価されることを目的とする教師が多くなり、教員の協力体制を崩壊させることになります。
○「相対評価」で教員をランク付けすると、職場はギスギスしたものになってしまう。教育は集団で行うもの。A先生の苦手なところをB先生が補い、C先生の得意なところを活かして、D先生が影でサポートして、そういう支えあいや協力があってはじめていい教育ができるのでは?
○教員の資質向上のために本当に必要なものは何か?評価でしか「人」を評価できないと考えていることこそが問題ではないのか?
○数値化される結果ばかりを求める教員が、いい教員であるはずがない。
○教員はセールスマンではない。教育活動に評価を付け、給与を上げたり減らしたりする発想そのものがナンセンスです。教育の質がそれで高められるとは思えません。
○教育の世界で、評価とは、生徒のやる気を引き出して学力を高めるための手段である。この制度が、教員のやる気を引き出して、教育力を高めるための手段だとはとうてい思えない。ただ、管理職の機嫌を引き出し、自分の給料を高めるための手段だとしか考えられない。
○私は退職までそんなに多くの年数はありません。万が一相対評価が導入されたなら、SとかAは望みません。それでは資質の向上にはならないと思うものの、SやAは必要としません。今のままで結構。今はみんなで協力してがんばっています。総合評価によって給与に差のつく制度はいりません。個人が評価を気にして個人プレーに走る職場を想像したくありません。
○いろんな個性の生徒にいろんな先生が、様々の対応をしています。それを一律に相対評価するなど無理な話です。
○いろいろなことが意に反した方向へどんどん決まり、実行されてしまい怖いくらいです。総合評価についても、絶対に開始から2〜3年たつと職員間がギスギスしてくると思います。管理職も各々感情があるので、人の好き嫌いがあります。それに左右されると思います。起案が通りやすい人と通りにくい人があるように。話がややそれますが、しっかり休むとまた生徒への指導をがんばろうという気持ちがわいてきたり…。ある程度職員のこころの余裕が大切で、結局は生徒への指導へ反映されます。どうか締め付けることばかりを考えずにどうしたら温かな生徒を育て上げられるか、といったような観点でいろいろなことを考えてください。