競争原理から共感原理へ

養護教員部、教文部合同で教育講演会を開きました

7月1日、養護教員部の総会に先立って、午前中、立命館大学高垣忠一郎氏の講演がありました。私たちの最も身近なテーマ「教育や子育て」について考えていくと「平和や民主主義」の問題につながっていくのですと前置きされる先生の声は、マイナスイオンが発生しているかのようでした。

先生曰く、人を動かすには三つの方法がある。その@おどし…日常的に学校で会社で、家庭で使われている。おどされれば、誰でもあせる気持ちがわいてくる。強い立場の人が使えば、いわゆる「きびしさ」ではなく、そこから自己肯定感は決して生まれてこない。そのA利益誘導…正に評価主義競争原理。自分のペースで自分らしくありたいと考える人間らしい人は、立ち止まらざるをえない。そのB共感…不安や恐怖がなく心が自由に解き放たれている環境である時、相手に寄り添ったり、許しあったりする余裕が生まれ、人本来の力も発揮できてくるのです。

教師がいやだなと思う学校で不登校は、決して特別な問題ではありません。むしろ教師一人ひとりに突きつけられた問題です。この講演は、自主的に参加した全員が、じっくり自分と向きあった充実の時間となりました。